【参考書】どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
今回はどんどん話すための瞬間英作文トレーニング(以下、瞬間英作文)についてです。
瞬間英作文は英会話の基本を学ぶ参考書で、直接TOEICに関係があるわけではありません。
とはいえ、瞬間英作文をすることで、「英語力」が高まるのは間違いありません。その結果、ちょっと遠回りをしてTOEICにも活きてきます。
英語教材の雑誌でも必ずといっていいほど掲載される「超有名本」。
問題を解くのとは違った楽しさがありますよ(^-^)/
瞬間英作文とは
英会話の学習は言い回しを知ること(インプット)と、自然と口からでるようにする(アウトプット)の2つが重要な要素です。
本書では日本語を即座に英文に変換するという作業を繰り返し行うことにより、英語のアウトプットを身体に染み込ませるというものです。
これはスピーキングの学習では王道の方法です。
本書は文法の基礎から学べるため、初心者の方には非常にオススメです。
通訳の人も同様の訓練を積むそうで、方法は非常に確かなものです。
瞬間英作文は森沢洋介氏による書籍が有名ですが、同様の内容の書籍は沢山あります。
ここでは森沢氏による有名本、瞬間英作文についてまとめます。
英会話の勉強はじめにおすすめ
文法ごとにパート分けされており、段階を踏んで学習する。
本書は中学生1年レベルから3年レベルの文法まで順を追って学習していきます。
(全79パート)
初めは非常に簡単な言い回しですが、学習し始めた方でいい負荷になります。
例)12. の「Whose」の使い方です。
「This is a good book.」:これは良い本です。
「This book is good.」:この本は良い。
「Whose bag is this?」:この鞄は誰のですか?
「Whose is this bag?」:これは誰の鞄ですか?
パッと見とっても簡単な文ですよね。
この「簡単が構文から学ぶ」というのが大切で、英文を即座に作り出す「引き金」をつくります。
上の基本的な引き金を理解していれば、ちょっと難しい文章になったときでも英文を組み立てることができるようになります。
瞬間英作文の学習方法
文法書は必須!
まずは「文法書」を準備しましょう!
瞬間英作文では、文法の解説は特にありません。
つまり、本書で学習する際に、文法事項を調べることが多々ありますよ!
本書の解説は、「瞬間英作文する上で間違えやすいところ」についてのみです。
例)あれは彼の家ですか?
誤)Is this is your house?のようにbe動詞が重複しやすい。
といった具合です。
瞬間英作文で文法事項を調べる際は、英会話を意識した「1億人の英文法」がとても相性がいいですよ。
大切なのは繰り返すこと!
細かい学習方法は本誌の冒頭に詳しく記載されていますので、私からの視点で大切な点を書きます。
瞬間英作文は1セクションあたり10のセンテンスが用意されています。
日本語を見て瞬間的に英作文する(必ず声に出す)を繰り返します。
初めのうちはスラスラ言えなくても大丈夫です。すぐに答えを見ても大丈夫です。
「あ、なるほどね!」と思えればいいんです。
間違えてもいいけど、スラスラ言えるまで繰り返してね。それだけです。
発音を気にする人もいますが、まずは一切無視してOKです。
まずは英語の骨組みを理解することが優先です!
本書でスラスラ言えるようになったら、CDも活用しましょう。
CDは日本語を耳から聞くので、やや難しくなります。
この場合も同じく、
間違えてもいいけど、スラスラ言えるまで繰り返してね。それだけです。
いかがでしょうか?学習方法としては至ってシンプルです。
繰り返すコト、回数をこなすことが最も大切なポイントです。
瞬間英作文の効果:TOEICにも活かせる
瞬間英作文は主にスピーキングに特化した内容と思われがちですが、「文法の理解」「構文の理解」が非常に捗ります。
英文を自分で組み立てる力を養うわけですから、読解にも十分活かせるのです。
例えばTOEICのリーディングパートで「英文の内容がなかなか頭に入ってこない」ということはありませんか?
私自身の経験でも、瞬間英作文を重ねた結果、英文の構文が以前よりも正確に捉えることができるようになりました。
構文が捉えられると、知らなかった単語に対してもある程度の「予測」ができるようになり、解答力をもついたように思います。
本書をやりきった後は?
冒頭でも説明しましたは、本書は中学3年生レベルの文法までしか含まれていません。
また語彙・フレーズ等を増やすためのものではないです。
より表現の幅を広げるには、語彙や言い回しをより高める必要があります。
その際にも日本語と英文があれば、「瞬間英作文してみる」というクセを大切にしてください。
新しい単語帳を始めたり
構文をまとめた参考書を始めたり
ポッドキャストを初めてみたり
ラジオ英会話をきいてみたり
自分がより強化していきたい部分を意識して、次の教材を選ぶといいと思います。
私は日々の継続して学習できるように、ラジオ英会話を始めました。
ラジオ英会話についてはまた次回まとめます(^-^)/