【参考書】新TOEIC TESTパート3・4特急実力養成ドリル
今回紹介するのはリスニングのPart 3, 4に焦点を当てた問題集です。
金のフレーズでおなじみの朝日新聞出版社の「特急シリーズ」の1冊です。
続編として、「新TOEIC TESTパート3・4特急Ⅱ出る問総仕上げ」もあります。
まずは「実力養成ドリル」で基礎固めをしてからがオススメです。
Part3, 4はリスニングパートでも難しいところなので、信頼できる参考書を選びたいですよね。
以下、公式サイトでは音声や試し読みができます。
TESTパート3・4特急実力養成ドリルとは
・本書760円で音声ファイルはネットから無料DL
・Part 3, Part 4で各20トークずつの合計40トーク
・問題は各3問で合計120問
・著者は有名な神崎正哉先生とDnaiel Warriner先生
・実際のTEST内容より難しい
1) 公式さながらのトークテーマ
TOIECのリスニングパートでは頻出のシチュエーションがあります。
例) 空港のアナウンス、予約の変更など
本書の内容は実際にTOEICのテストで登場するようなテーマを再現していて、その再現度は非常に高いです。
再現性が高いのはテーマだけでなく、音性のナレーターも非常に似ています。
アメリカ英語だけでなく、イギリス英語もきちんと織り込まれているのでとても勉強になります。
アメリカ英語:男性
イギリス英語:女性
2) 公式問題集と比較すると難しめ
難易度についていえば公式よりも「難しめ」に構成されています。
Part 3で言えば、TOEICの会話は2人の話し手の2往復の会話が一般的ですが、本書は最大で5往復で構成されています。
そしてナレーターの会話速度はやや公式問題よりも早めに設定されているように感じます。
良くも悪くも気をつけたいのが、会話は公式テストよりも多いということです。
本書に慣れすぎてしまうと、公式テストではあっさり会話が終わってしまうので、逆に聞き逃してしまいがちです(×_×)
本書で高地トレーニングをした場合、本試験を受ける前には必ず公式問題集の音声を聞いて、公式の会話の量に耳を慣らして下さいね。
2) 見やすいページ構成
左半分のページに英語のスクリプト、右半分に語彙が記載されています。
会話のスクリプト訳は別の5ページ先に記載さています。
語注はある程度簡単な単語にも添えられているので、辞書等がなくても理解しやすいと思います。単語の品詞が書かれているのも◎。
ただし、発音記号が欲しかったかな。ここは△。
本書の学習方法
1. 会話を聞いて設問に答える
2. スクリプトの穴埋め(重要な単語)
3. スクリプトの語句を確認
4. 問題と語句の答え合わせ
5. スクリプトの訳を確認
6. 熟読(本文を訳す、知らない語句の確認等)
7. 音声を聞いて発音の確認
8. シャドーイング等
赤字はついつい手を抜きがちな箇所です。
学習方法は本書にも書かれていますが、特に大きなポイントが7番です。
特にイギリス英語では思ってもいないような発音をすることが多々あるので、ここでしっかりと拾うことが大切です。
会話が早くて聞き取れないときは、再生速度を落として確認しましょう。
抜け落ちている音(dやtなど)や繫がっている音(子音+母音など)を意識すると分かりやすいです。
また聞き取れないフレーズはGoogleで検索してみると解説しているサイトに出会えることもあるので、是非試してみて下さい。
まとめ
公式テストよりも難しいレベルで学習ができる。
スクリプト、音声共に公式問題を非常によく再現しておりPart3, 4の対策には非常に向いていると思います。
リスニングの学習は参考書の力以上に、本人が音声をつかったトレーニングをどれだけ行ったががポイントです。
その学習の題材としては公式を非常に意識した内容であることからとてもいいものだと思います。