空に向かって走る

ときどき英会話、ときどきTOEIC、ときどき便利なこと。思いついたことを書きためます。

頻度を表す「副詞」を覚えよう。

頻度を表す副詞を何種類知っていますか?

 

私が英会話の際、よく使うのは「always(いつも)」「sometimes(時々)」「often(しばしば)」「usually(普段)」「seldom(ほとんど〜ない)」の5種類です。

その他にもいくつか使いますが、メインはこの5つ。もう少しバリエーションを増やしたい(o_o)

ということで今回は頻度を表す副詞に注目してまとめます。

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頻度を表す表現を挙げていくときりがないので、使用頻度の高いものについてまとめようと思います。

 

英会話だけでなく、TOEICでも適切な副詞を選ぶ問題でも出題されるため、今一度確認してみてくださいね。

 

頻度の高い順から確認していきましょう。

1) always:いつも(100%)

反対の意味はnever(決して〜しない、一度も〜したことがない)です。

alwaysで気をつけたいのは時制の変化で少しニュアンスが違う点です。

 ◇過去形・完了形の中+always:「前からずっと」

I always wanted to meet you.「ずっと前からあなたに会いたかった。」

I've always wanted to buy a iPad.「ずっと前からiPadを買いたかった。」

 ◇現在進行形+always:「いつも〜ばかりしている」

 

 almost always:ほぼいつも(90%程度)

副詞のalmostがくっついた形です。

 

2) usually, generally, normally,  typically :たいてい(80%程度)

80%程度の頻度を表す副詞はこの他にもいくつかあります。

それぞれの使い分けとしては、頻度を表す対象の違いで使い分けがされています。

 

usuallyは「普段は〜である」という出来事や行動に対して使います。

ある特定の条件下でしばしば物事が起きるという場合に用いるという点に注意が必要です。

I usually go out by 8:00 at the least.

私は普段は遅くとも8時までには家を出る。

 

generally は一般に広く言えることや、普段〜する(起きる)という際に使います。

日本語で「概して」という役が当てられていることからも分かると思います。

Generally speaking, Japan is rich country.

 

normally (typically)は「普段なら〜だ」「いつもは」という意味で使います。

80%という程度では上と同じですが、normallyは事情、状況を表す際に用います。

Oxfordより引用

I'm not normally allowed to stay out late.

私は普段遅くまで外出することを許されていない。

It's normally much warmer than this in July.

いつもなら7月はもっと暖かい。

It normally takes 20 minutes to get there.

いつもならそこへ行くのに20分かかる。

Oxford Dictionariesより引用

3) often, frequently:しばしば、たびたび(60%)

oftenはよく使うけれど、frequentlyはあんまり・・・という方は多いのでは?

oftenとfrequentlyで比較すると表す頻度としては同じと考えてOKですが、oftenの方がカジュアルな聞こえがします。

Oxfordの辞書で調べてみてもネイティブは圧倒的にoftenをよく使います。

 

oftenは異なる場面で行為や出来事が周期的に起きることに注目した副詞です。

一方でfrequentlyは、oftenと比べて短い期間で頻繁に起きることに注目しています。

 

4) sometimes:ときどき(50%) 

 

5) occasionally:ときどき(40%程度)

occasionallysometimesと同じく「ときどき」という訳を当てられることが多いですが、ニュアンスが異なる点に注意して下さい。

occasionallyは頻度が50%未満であり、「ときどき〜しない」というネガティブな意味を少し含んでいます。

 

6) hardly ever:ほとんど〜ない(30%程度)

 hardly単体だと程度を表す副詞ですが、「hardly ever」とセットになると頻度を表します。

I hardly ever drink alcohol. 私はほとんどお酒を飲まない。

 

7) rarely, seldom:めったに〜しない(20%程度)

辞書によっては6) のhardly everと同じ頻度で紹介しているものもあるので、%はあまり厳密ではないと思って下さい。

 

この辺りまで頻度が下がると、「〜しない」という意味が強くなってきます。

Oxfordより引用

Islay is seldom visited by tourists. Islayにはめったに観光客が訪れない。

Oxford Dictionariesより引用

 

8) never:決してしない(0%) 

neverはnotをより強めたようなイメージです。

完了形で使うイメージが強いneverですが、頻度を表す副詞としても使います。

 

I never gave myiPad to you.

私はあなたにiPadを絶対にあげない。

 

完了形で使うと「(1度も)〜したことがない」となり、経験を表すことが出来ます。

I've never been to Kyoto. 1度も京都に行ったことがない。

 

neverはすでに否定の意味を持つので、否定文の中で使うことはできません。

誤】I haven't never been to Kyoto.

 

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頻度を表す副詞、表現はたくさんありますので、少しずつ覚えていくと表現の幅が広がりますよ。

示している%はあくまでも目安ですので、そこまで意識せずに使ってみて下さい。