空に向かって走る

ときどき英会話、ときどきTOEIC、ときどき便利なこと。思いついたことを書きためます。

Great Pacific Garbage Patch 海のゴミが辿り着く場所│英語記事から学ぶ

Great Pacific Garbage Patchって聞いたことありますか?

私は英語の先生に言われて初めて耳にしましたが、日本語では太平洋ゴミベルトと呼ばれています。

太平洋ゴミベルト(たいへいようゴミベルト、英語: Great Pacific Garbage Patch)は、北太平洋の中央(およそ西経135度から155度、北緯35度から42度の範囲[1])に漂う海洋ごみの海域である。浮遊したプラスチックなどの破片が北太平洋循環の海流に閉ざされ、異常に集中しているのが特徴の海域である。

 Wikiによるとこのように説明されています。

Paradise and Trash

 太平洋だけでなく、世界の海の複数箇所にこのゴミがあつまる場所があるんだそうです。

海に捨てられたゴミが風や海流にのって、特定の海域に集まってしまうんだとか。

なんともショッキングな出来事です。

 

英語の記事は語彙力を鍛えるのに効果があるそうなので、興味があれば目を通すと楽しいですよ。

1) nationalgeographic

nationalgeographic.org

ナショジオでもこの問題は記事として取り上げられていました。

ナショジオのWebサイトでは単語に辞書機能のリンクが張られているので、分からない単語があってもちょこちょこと確認しながら読み進めることができるんですね。

初めて知りました。

 

本文中の青文字で表示されている単語をクリックすると、辞書のように意味を教えてくれます。

f:id:upasan:20160710014333j:plain

上の図では『comprised』をクリックしてみました。

Verb(動詞)、〜を含むまたは〜から構成されている』とあります。

立派な英英辞書ですね。

Verb(動詞)Noun(名詞)といった文法用語は英英辞典を読む際にも必要になるので、少しづつ慣れると便利ですよ。

www.tsurezure-english.com

記事内で気になった箇所だけピックアップして紹介します。

Pacth:部分、当て布、土地の一区画

辞書で調べると上のような意味として紹介されています。

今回のGreat Pacific Garbage Patchでは、ゴミが特定の場所に集まるということから、『区画』というイメージですね。

日本語訳の『ベルト』というのも納得です。

 

 vortex:渦

 The Great Pacific Garbage Patch, also known as the Pacific trash vortex,

Great Pacific Gargabe Patchは太平洋のゴミの渦としても知られており、

 海流や風の流れで特定の場所に渦のようにして集まってしまうことからこのように言われるんですね。

ボルテックスは理系の方であれば試験官の中の試液を混ぜる際に使ったことがあると思います。

Vortex

discard:捨てる、処分する

The circular motion of the gyre draws debris into this stable center, where it becomes trapped. A plastic water bottle discarded off the coast of California, for instance, takes the California Current south toward Mexico. 

 その環流の動きはデブリを安定した中心へと移動させ、そこでトラップされる。

例えば、カルフォルニア沿岸で捨てられたプラスチックのボトルは、メキシコに向かってカルフォルニア海流で運ばれる。

一般的にゴミを捨てる際には「through away」が使われます。

discardは硬い言い回しです。

draw』は『ゆっくり移動させる』という意味がある点もポイントですね。 

Oxford Learner's dictionaryでは『Pull』として定義されています。

draw something/somebody + adv.(副詞)/prep.(前置詞) to move something/somebody by pulling it or them gently.

draw verb | Oxford Advanced Learner's Dictionary

 

Saltee Puffins

 dense:密集した

 Denser debris can sink centimeters or even several meters beneath the surface, making the vortex’s area nearly impossible to measure. 

密集したデブリは海面から数センチまたは数メートルまでも沈み、渦の地域をほぼ測定不可能なものにしている。

beneath』はunderと同じく「〜下」という意味ですが、beneathのほうが硬いニュアンスを含み、非接触の場合に用いられるそうです。

 

entangled:からまった

They can get entangled in abandoned plastic fishing nets, which are being discarded more often because of their low cost. Seals and other mammals often drown in these forgotten nets—a phenomenon known as “ghost fishing.”

漁網は安いため頻繁に処分されており、海洋哺乳動物はそれらのネットにからまってしまう。

アザラシや他の哺乳動物はしばしはそれらの"忘れられた"ネットによって溺死しおり、この現象は「ゴーストフィッシング」として知られている。

 

2) Untamed Science

www.untamedscience.com

Untamed Scienceというサイトを見つけたのでこちらも紹介します。

ナショジオのことは知っていたのですが、こちらのサイトは初めて知りました。

生き物に関する記事がたくさん掲載されています。

 

記事には動画も貼り付けられています。

発音が綺麗で聞き取りやすいので、是非見てみて下さい。

granted (that)〜, :〜だとしても

Don’t start thinking there is a visible patch of trash anywhere. Granted, if you were to sail through this area, you’d see a lot of floating debris (maybe 10 pieces a minute). But, most of it is tiny. You’d have to pick it up with a pair of tweezers they’re that small. 

 目に見えるゴミだけだと思ってはいけない。

もしこの地域を航海していたら、きっとたくさんの浮かんだデブリを目にするだろう(1分間に10ピースかもしれない)。しかし、多くのデブリはとても小さいのだ。

デブリを取り上げるにはピンセットを使わなければならない程、それらは小さいのだ。

 『grant』はTOEICでも出題される単語で、名詞としては「助成金」、動詞では「認める」という意味があります。

Oxfordでは、

to agree to give somebody what they ask for, especially formal or legal permission to do something

相手に求められたことに同意すること。特に形式張ったまたは法的な許可に対して用いられる。

 

例) The bank finally granted me a £500 loan.

銀行はついに私に£500のローンを認めた。

SVOO型の構文を作る点がポイントです。 

『DUO3.0』の中では、『take A for granted』:Aを当然のことと思う

として登場します。

She seemed to take it for granted that I would go with her to New York.

彼女は私が彼女と一緒にニューヨークに行くものだと思っているようだ。

Oxfordより引用

Aが長い場合は『it』で置き換え、後ろにthat節で補います。

 

また面白い記事があったらまとめようと思います^ー^