まずは英英辞典を買おう。iPhone, iPadアプリが便利すぎる
英会話の勉強を始めてから自然と英英辞典を使うようになりました。
初めは兄から貰ったオックスフォード英英辞典を使っていましたが、手軽さからアプリへとシフトしました。
英語を本格的に学習するのであれば、「英英辞典は必須」と誰もが言うはずです。
正確に言えば「英英辞典と英和辞典をセットで持とう」というのが正しいと思います。
今回は特にアプリに焦点をあててまとめます。
参考書の数ばかり増やすのではなく、まずはずっと使える辞書を探してみませんか?
英英辞典とは「単語を別の単語を用いて説明してくれる辞書」です。
日本語を挟むことなく、英語で英語を理解することで、細かいニュアンスを知ることが出来るのです。
一見すると小難しいことに思えますが、TOEIC 600点以上のスコアがあれば、特に問題なく読み取ることができると思います。
とはいったものの、TOEICのスコアを気にせずとも使いこなせる便利機能がアプリにはあるのです。それは後ほど。
「辞書なんてネットで調べられるから不要だな」
だなんて思うかもしれまん。
確かに、今では様々なオンライン辞書が利用でき、オンライン辞書ならではの利便性はあります。
しかし有料の辞書には、有料なりの優れた機能があります。
そしてなによりもオフラインで機能するため、求めていた答えにたどり着くスピードが圧倒的に速く、ストレスを感じることがありません。
海外旅行の際に電波のない環境下でも使えるのはとても便利です。
英英辞典で代表的なものを挙げると
・オックスフォード英英辞典
・ロングマン現代英英辞典
・コウビルド英英辞典
の3つがあり、それぞれ書籍だけでなくスマートフォンやタブレット端末向けのアプリがあります。
どれもユニバーサルアプリなので1度購入すればiPhone、iPad等の対応した機器で使用できます。
英語学習向け電子辞書にはこの3種の他にも数種類が掲載されていることが多いですよね。
個人的な意見ですが、おすすめは書籍よりはiPhoneやiPad向けのアプリ。
もちろんアンドロイドもあります。
アプリ版のメリット
1) いつも手元にあるので、すぐ調べることが出来る!
2) 高精細ディスプレイで超見やすい!
3) オフラインで使用できるため、検索速度が非常に早い!
4) 辞書間の連携ができるジャンプ機能!
5) 書籍よりも安い
ということです。1) は言うまでもないですが・・・。2) のディスプレイの綺麗さは圧倒的で電子辞書に圧倒的に勝る点ですね。
指で拡大・縮小ができたり、指でスクロールできる点も電子辞書よりも使い勝手のよい点です。
左はiPadで英和辞典のウィズダムを開いた様子です。横向きで使用するとまるで電子辞書のような雰囲気になり、またタブレットの大きな画面を最大限に活かせます。
辞書ごとの特徴を知ろう
さて辞書を買おうと思っても、辞書にはたくさんのシリーズが存在するためどれを選べばいいのか分からなくなります。
英英辞典には大きく2種類あり、ネイティブ向けと私たちのような非ネイティブ向け(英語学習者向け)が存在します。
細かいことでは、アメリカ英語版とイギリス英語版などもありますので注意して下さい。(私は間違えてイギリス英語版を購入しましたが、問題なく使えています)
非ネイティブ向けのものについては、見出し語の定義には限られた語彙のみで構成されているため、非常に理解しやすいようになっています。
例えばオックスフォード現代英英辞典第9版では独自に選出された3000語で定義されています。
また、英語学習者向けのものには「Lerner's」といった記載がされています。
それぞれの辞典の特徴をみてみましょう。
オックスフォード英英辞典:長年愛される人気辞書!
・18万4,500の単語や慣用表現
・独自の3,000語で定義
・解説は非常にシンプルで分かりやすいと評判
・アメリカ、イギリス発音共に確認できる
オックスフォードは非常に長い歴史があり、日本人向けに作られた最初の英英辞典です。それからずっと英語学習者から愛されている人気作品です。現在書籍では第9版が出ています。
ロングマンと比べると掲載される語彙の数は劣りますが、個人的な意見ですが丁寧に語句の説明をしている一方で、スッキリとした見やすい構成をしています。
Advanced leaner'sは通常のヴァージョンよりも英語学習者向けに書かれているため、非常に理解しやすいです。
ネットでオンライン辞書が使えるので購入前に一度確認してみると良いですよ!
(オンライン版だと成句や用例の検索性が悪いです。)
www.oxfordlearnersdictionaries.com
ロングマン英英辞典:圧倒的な語彙が特徴!
・23万にも及ぶ単語や成句でこの3つでは最多
・例文の数も非常に多く、カラフルな構成が特徴
・独自の2,000語で定義
・アメリカ、イギリス発音共に確認できる
世界で最も売れているという辞書で、電子辞書に英英として搭載されていた方も多いのではないでしょうか?
ロングマンはやはり圧倒的な見出しの数が特徴で単語や成句の調べ物をする際には非常に頼りになる存在です!
オックスフォードよりも少ない限られた単語数で記載されているため、より一層理解しやすいと思いますが、一方で表現が限られているためニュアンスが伝わりにくいと言う人もいます。
例文の数が多いので、単語の用例を学ぶには大活躍します。
こちらもオンラインで確認出来るので是非ご確認を。
(オンライン版だと成句や用例の検索性が悪いです。)
コウビルド:フルセンテンスが人気!
・14万6,000の単語や例文でこの3つでは一番少ない
・定義する語句の数は非公開
・語句の説明が特徴的で、すべてフルセンテンスで記載されている。
・ヴァージョンごとにアメリカ、イギリス発音が確認できる
オックスフォードやロングマンと比較するとなんだか弱々しい辞書に見えませんか?
語句の掲載数では劣りますが、人気な理由がちゃんとあります。
一般的な辞書で「○○」と調べると、「××、△△」と体言止めで記載されますが、コウビルドの場合、「もしあなたが○○と使う場合〜それは××である。」のように文章で解説してくれます。
例)Likely
オックスフォード
Such as well might happen or be true; probable:
コウビルド
You use likely to indicate that something is probably the case or will probably happen in a particular situation.
好みが分かれるところですが、これが非常に分かりやすいと評判で、人気の理由です。
文章で記載されているため、得られる情報が多く、よりリアルなニュアンスをくみ取ることができます。
掲載される語彙の数は他と劣りますが、14万もあれば非ネイティブには十分とも言えるでしょう。
こちらもオンライン辞書が使えるので、実際にオンライン辞書で確認してみてください。
アプリならではの便利機能
1) 英英辞書を最大限に活用するジャンプ機能
学習者向けの英英辞書であっても知らない単語に出会うことはしょっちゅうあります。
それらを逐一英和辞書で検索しなおしていたら手間も時間もかかりますよね。
それを解消してくれるのがジャンプ機能です!
もちろんオックスフォードも、ロングマンも、コウビルドにも備わっています。
その際には対応した英和辞書を購入する必要があります。
主な連携辞書
オックスフォード:リーダーズ英和辞典、ジーニアス英和辞典など
ロングマン:ルミナス英和・和英辞典など
コウビルド:ウィズダム英和・和英辞典
ジーニアス英和辞典は様々な会社から発売されていて、ややこしいので注意です!
同じ名前で「ジーニアス英和辞典」でもジャンプ機能に対応しているかどうかしっかり確認した上で購入してください。
さらにオックスフォードも偽物が出回っているというのも有名なので注意@@;
製作者が同じ会社のものを選ぶのが分かりやすいかと思います。
左はコウビルドの画面 です。
ジャンプしたい単語を長押しすると、メニューが表示されます。
対応した辞書をインストールしていれば、「ウィズダム2で検索」という項目が使えます。
ボタンを押すと、対応した辞書が開き、長押しで選択した単語のページが開きます。
電子辞書にも同様の機能がありますが、アプリは指で操作する分、サクサク動きます!
コウビルドは2,300円、ウィズダムは2,900円なので他の辞書アプリと比較しても安いのが特徴です。
2) スペルが分からなくても大丈夫!充実した検索機能
アプリであれば単語のスペルが分からなくても大丈夫です。 こうした機能はどの辞書にも搭載されています。
左はコウビルドのパターンマッチ検索機能です。
任意の文字で検索することのできる「*」を使ってみました。
「hap*y」でたくさんの候補が挙がりました。
その他「?」や「@」など検索を助ける機能がたくさんあります。
これらの記号はキーボードの上に表示されるので、入力するのも簡単ですよ。
通常の検索の際にも文字を入力するごとに、候補の単語が絞り込まれて表示されます。
これらの機能のおかげでスペルが分からない単語であってもストレスなく検索ができています。
3) ブックマーク機能で復習に使える
アプリであれば、調べた語句をお気に入り登録することができます。
単語はもちろん、フレーズをも登録できるのは非常に便利に感じています。
登録した日付も一緒に表示されるので、見返す際にもちょっとしたアクセントになりますよ。
もちろん電子辞書と同様に検索履歴も残ります。
アプリによってはマーカーを引く機能があったりもします。
結局のオススメは?
私個人のオススメは、ウィズダム英和・和英辞典2と コウビルド英英辞典のセットです。
その理由はなんといっても価格の安さ!
ウィズダムは2,900円、コウビルドは2,300円と他の有料辞書アプリと比較しても非常にお手頃な価格です。
ウィズダムは265 MB、コウビルドは356 MBと容量が軽いので、iPhoneの容量を圧迫しない点もおおきなメリットです。
どちらの辞書も普段の英語学習では問題ない語彙を収録していますので、使い勝手は特に問題にならないかと思います。
そしてどちらも同じ物書堂のアプリなのでお互いにジャンプ機能が使えます。
最近では、物書堂からジーニアス英和・和英辞典が発売され、こちらにもジャンプ機能が対応したそうです。
ジーニアスは5,000円とやや値が張りますが、語彙の収録数はこちらの方が多いです。
そして、その分728 MBと容量も大きいです@@
お金とストレージ容量に余裕があればジーニアスを選んでいいかもしれませんね。
繰り返しになりますが、ジーニアスの辞書アプリはいろいろな会社から発売されているので、購入時は要注意です@@
購入の狙い目は4月頭
新学期の始まる4月の頭は毎年アプリがセール対象になることが多いです。
(確実なことは言えませんが、私の経験ではそう感じています。)
もとが値が張るアプリであれば1,000円程値引きされることもあるので、この時期になったら意識してみてください^-^