空に向かって走る

ときどき英会話、ときどきTOEIC、ときどき便利なこと。思いついたことを書きためます。

新年のあいさつは英語で?おまけでwishとhopeの違い

あけましておめでとうございます。

あっという間に新年になってしまいましたね(^-^)/

 

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photo by harold.lloyd

wishとhopeの違いの前に・・・。

新年の挨拶を英語ではなんと言うのか考えたことがありますか??

「Happy new year !」の他にもいろんな言い回しがあるので、まずはそのご紹介です。

 

1) Have a happy new year !

幸せな1年にして下さい。

赤字で書いたhappynicegreatwounderfulなどの好きな形容詞で置き換えて使います。

日常会話で「Have a nice day.」と言いますが、これの新年バージョンですね。

Have a nice day at work. :「お仕事頑張って下さいね。」

のようにatやon, inのように前置詞を置いて詳細を述べることもできます。

 

2) I wish you a happy year !

先程と同様にhappyの他の形容詞を使っても大丈夫です。

主語を含んでいる点からもこちらの方が先程よりも丁寧な印象です。

wishhopeで表しても同じ意味になります。

 

クリスマスソングの「We wish you a merry christmas」をご存じでしたらすんなり覚えられると思います。

 


We wish you a merry Christmas.mpg

 

インド人の友達から届いたメッセージには、

「I hope this year is filled with happiness for you.」と書かれていました。

「あたなにとって幸せで一杯の一年になりますように。」という意味です。

こういう言い回しをするんだなと勉強になりました。

 

3) May this year be happy !

助動詞mayを使って「〜になりますように(祈願)」の意味を作ることができます。「この1年が幸せなものになりますように」という意味です。

「May this be a happy and fruitful year.」なんかが有名でしょうか。

 

May the force be with you.」:フォースと共にあらんことを

映画スターウォーズでの名言ですね。

ここでもmayを用いて「〜でありますように(祈願)」の文になっています。

 

wishとhopeの使い分け

いろいろな人からメッセージを貰う際に、wishのときもあればhopeのときもあり、使い分けはどうなんだろうか?と思ったのでまとめようと思います。

 

ジーニアス英和辞典によると、

・hope:「可能と信じて望む(可能性:高)」の意で直説法をとる。

・wish:「可能とは思わないが望む(可能性:低)」の意で仮定法で用いる。

 

またOxfordでは

wish: 

Feel or express a strong desire or hope for something that cannot or probably will not happen.

"we wished for peace.":私たちは平和を願った

Oxford Dictionariesより引用

hope

Want something to happen or be the case:

"he’s hoping for an offer of compensation. ":彼は補償への申し出を望んでいる

Oxford Dictionariesより引用

Oxfordの例文の方が分かりやすいかもしれませんね。

Wishの方がより強い欲、望みを表現していることが分かります。 

 

 

◇hope(可能性:高

1) I hope (that) you like this.:「気に入ってもらえるといいな。」

プレゼントを渡す際の定番の表現ですね。

2) I hope to see you again.:「また君に会えるといいな。」

hopeは実現の可能性が高いことから、that節内は直接法で表現します。

(つまり仮定法ではないということ。)

3) I hope you will give us some advice.:「何か助言を頂けるとありがたいです。」

 

◇wish(可能性:低

wishは実現が不可能なことについての願望なので、that節内には仮定法が続く。

(基本的にthatは省略する。)

仮定法は時制がずれるので注意!

・現在の内容についての仮定→that節内は「過去形」

・過去の内容についての仮定→that節内は「過去分詞」

・未来の内容についての仮定→that節内はwouldまたはcould+動詞」

未来というと少し語弊があるかもしれないですが、期待感の薄い願望を含んでいます。

 

1) I wish I were thin like her.:「私も彼女みたいに痩せていればなあ。

(DUO3.0より引用)

be動詞は主語に関わらず常にwereが使われるが、会話では特に気にする必要なし。

 

2) I wish I had a house of my own.:自分の家があったらな。(Tanaka Corpusより引用)

今家を持っていたら、という現在の話をしているので、that節内は過去形。

 

3) I wish it would stop raining.:「雨がやめばいいのに」(ジーニアス英和辞典より引用)

I wish you would stop smoking.:「君が禁煙してくれればいいのだが」(ジーニアス英和辞典より)

 未来の内容の話をしているので、that節内はwouldが用いられている。

 

仮定法は慣れないとちょっと複雑に捉えてしまいがちですよね。

いつか仮定法についてもまとめようと思います(^-^)/