発音矯正のクラスを受けて学んだ事 セブ留学体験記
英語の発音を練習しよう
私がセブ留学で最も楽しみにしていたのが発音矯正のクラスでした。
「英語の発音に自信が持てれば、英会話そのものに自信をもつことができるのでは?」という思いがあったからです。
もちろん発音矯正はリスニングにおいても効果があると言われているので、そうした効果も望めると思いました。
私は一週間した滞在できなかったので、完全に矯正されることはありませんでしたが、個人的には大きな収穫が得られたと感じています。
FEAに留学した私は、毎日8コマのうちの1コマを発音矯正の授業にしました。
またスピーキングといった他の授業であっても、発音が大幅に間違っている際には先生が随時指摘してくれたため、いろいろと勉強になりました。
まずは発音記号の確認
授業でまず初めに行ったのが、発音記号の確認でした。
発音記号の一覧表を見ながら、1つづつ発音して先生が確認してくれました。
手元に発音記号の一覧表がない方は、iPhone, iPad向けのアプリがオススメです。
アプリを起動すると、メニューが表示されます(左図)。
解説は基本的に英語なので、初めは戸惑うかもしれませんがすぐに慣れます。
用語の意味は次の通りです。
Short vowels:短母音
Long vowels:長母音
Double vouwel sounds:二重母音
Voived consonants:有声子音
Voiceless consonants:無声子音
Other consonants:その他の子音
各項目を選ぶと詳細に学習できる画面に移ります(右図)。
口の開け方や、舌の位置などが解説されています。
赤い線で囲った箇所のボタンを押すと、音声の確認、動画での解説の視聴、録音が可能です。
動画はBBC Lerning EnglishのPronounciationのコーナーにアップされているものなので、安心できます。
BBC Learning English - The Sounds of English
もちろんネットからも視聴可能です。
口の中のイメージは次のリンク先のページの方がカラーで分かりやすいです。
初めは3つくらいのアルファベットで構成された単語の発声練習がオススメです。
him, sin, bin,sitなど。
文字数が増えると前後のアルファベットとの関係で発音が複雑になってしまいます。
授業では発音記号を覚える必要はないので、音の確認と発声の練習をひたすら行いました。
発音記号はたくさんありますが、日本語と非常に似通った音のものもあります。
なので、苦手なものをピックアップして、充填的に練習すればいいので、思ったよりもあっさりした印象を受けました。
東京大学教養学部英語部会のページも非常にわかりやすくてオススメです。
発音矯正クラスを受けて難しいと感じたもの
日本人にとって発音が難しいと言われるもので有名なのと言えば!
1) LとRの発音の違い
2) thの発音(θ, ð)
3) BとVの発音の違い
YouTubeで非常に分かりやすい動画がアップされているので、是非視聴してみてください。
すべて同じ投稿者の動画ですが、混同しやすい音との比較も含めて非常に分かりやすいですのでオススメ!です。
では、1つずつ。
1) LとRの発音の違い
一般的に日本人のラ行の音はLの発音にほぼ等しいのであまり気にすることがないのですが、Rの発音が日本語にはないため要注意!
先生から指摘されて分かりやすかったのが、Rの音は口の両端から音が出るイメージ!というものでした。
さらに、Rは舌の先端が口の中でどこにも触れないというのがポイントです。
2) thの発音(θ, ð)
これは音そのものはイメージが付きやすいのであとは舌の位置を注意すれば大丈夫かと思います。
けれども、油断すると間違えて発音してしまうヤツという感じでしょうか。
「I think〜」と話す際に、「S」の音になっているとなんども注意を受けました@@
3) BとVの発音の違い
これも2) と同じように音そのもののイメージがしやすいので、あとは意識の問題といった感じ。
Vの音は非常にパワフル!喉がバイブレーションするのを感じてね!と教わりました。
VとFの音も非常に似ているので注意です。
単語の真ん中にVがあると、ついつい歯が舌に触れるのを忘れてしまいがちなので要注意です。
favour, oven, moveなど
2) と3) についてはちゃんと舌を歯と歯の間に挟むとか、歯を唇に触れればいいので、そこまでは難しくないはずです。
意識すれば簡単にみんな出来ます。
これ意外にも、個人的に難しいと感じたものが、
1) ʤとʒの違い
どちらも日本語はジのような音になり、区別されません。
こんな音の違い意識したことありませんでした。
『ʤ』は記号から分かるように『d』の音が混ざります。一方で『ʒ』には『d』の音が含まれません。
どちらかと言えば、『ʤ』の音の方が日本語のジュに近い印象でした。
2) 口(顎)を大きく動かすこと
発音記号1つ1つ確認する中で、よく指摘されたのが、口(顎)をしっかり動かすことです。
日本語ってあまり口を開け閉めしなくても発音できてしまうんですよね。
しかし、英語は日本語以上に使用する音が多いので、それらの音を発声するためには口(顎)をしっかり動かす必要があります@@
舌の動きにばかり注意していると、顎の動きが忘れやすいので、是非顎にも注意を向けてみてください。
3) 抑揚とイントネーションをつけること
日本人が英語を話すとスーパーフラットで抑揚がなさすぎると注意されました@@
確かに英語のスピーチを聞いたりすると、非常に抑揚があるのを感じますよね。
この抑揚やイントネーションがないと、話している内容は理解できるけれど、非常に聞き取りにくいと言われました。
FEAの発音の授業では、初めの発音記号の確認の後は、文章を与えられてそれを読み上げる練習にシフトしました。
いわゆる音読です。
先生を前にして音読をすると、確かにイントネーションも抑揚もなくなっているな〜と感じました。
1週間しか滞在できなかったため、多くの音読練習ができませんでしたが、今後継続して練習に励む必要がありそうです。
4月号のBBC Exngish Expressの中でも飛躍的に効果のあった学習方法として大きく紹介されていたので、信じて続けていこうと思いました@@