空に向かって走る

ときどき英会話、ときどきTOEIC、ときどき便利なこと。思いついたことを書きためます。

伝わる英語の鉄則!『主語の選び方』について CNN English Express 3月号より

本屋さんでふと気になった本がCNN English Express!!

ずーっと前から気にかけてはいたけれど、今月の特集が特に魅力的なのでご紹介。

その前に簡単に本誌の説明を簡単にさせて下さい。 

CNN

CNN English Express (朝日出版)とは?

ちょっと手ごわい、でも効果絶大!が謳い文句の本雑誌。

CNN ENGLISH EXPRESS | トップページ 内容紹介

 English Journalと並び、どちらもリアルな英語に焦点を当てた月刊誌です。

生のニュースやスピーチなどを題材にリスニングや英語のコツを学ぶことができます。

題材が題材だけに、難易度は高めな印象です。

とはいえ、内容は3つのレベル構成で別れているのでとっつきやすいです。

私はStep 1のウォーミングアップ編が大のお気に入りです。

非常に丁寧に解説がされていることに加えて、なかなか参考書ではお目にかかれないような新鮮な情報をたくさん与えてくれます。

立ち読みでもきっと参考になる情報が見つかると思うのでオススメ。

1) Step1 ウォーミングアップ

2) Step2 実践編

3) Step3 強化編

 強化編のパートはインタービューやスピーチなどが取り上げられ、かなり上級者向けな印象です。

難しい場合は割り切ってステップ1, 2に注力するのでもいいのかな〜と思ったり。

1冊1,240円(税込み)なのでNHK語学講座と比較したらちょっと高め?

でもCDもついて丁寧かつ充実した内容だからコスパはいいのかも。

定期購読で買うとかなり安くなります。

が、なかなかのボリュームなので私には難しそう。

月ごとに特集が組まれているので、気になるときにちょこちょこ買い足すのが個人的なオススメ。

バックナンバーもネットからだと簡単に購入できますよ。

 

「伝わる英文」が必ず書ける5つの法則

3月号の特集は「伝わる英文」が必ず書ける5つの法則が紹介されています。

ライティングを意識したタイトルですが、スピーキングにも役立つ内容ですよ。

 

その中でも特にビビっ!と来た鉄則が、適切な主語の選び方というもの。

5つの鉄則のうちの1つ目です。

英語では主語に何を選ぶかによって、文の仕上がりが大きく左右されるということが説明されています。

Darts

CNN English Expressのサイトで立ち読みができます。

ちょうど私が1番紹介したい鉄則その1が読めるので引用してご紹介します。 

CNN ENGLISH EXPRESS | 雑誌

次の日本語訳を皆さんはどう英訳しますか?

課題1:オプションはお客様のニーズに合わせていくつか選ぶことができます。

 私が真っ先に思いついたのが「It is〜」の構文を使ったものです。

例訳その1でも「It is〜」の構文を使っていました。

例訳1:It is possible to slect several options according to the needs of custmers. 

 

例訳2:Several options can be selected according to the needs of custmers. 

多くの方は上の例訳1, 2のどちらかのような書き方をしたのでは??

本誌では上記の例訳ではどちらも「誰がオプションを選ぶか分かりにくくない?」と説明されています。

確かに・・・。って思いませんか?

では本誌の模範解答を見てみましょう!

おすすめ例訳

Customers can select several options according to the needs of custmers. 

このセンテンスは誰に向かって発信しているのか?誰が主人公なのか?を意識しましょうとのこと。

それを踏まえると、主語は動作主のCustomersになるんだとか。 

おすすめ例訳は非常にシンプルな構文ですよね。SVOで完結しています。

受け身の構文も使っていませんし。

これであれば主語が決まれば簡単に書けるし、話せますよね。

書きやすさだけでなく、意味がしっかり伝わる表現でもありますよね。

 

ちょっと英語に慣れてくると、ついつい同じ構文を使い過ぎてしまうので、改めて「主語の選び方に気をつけましょう!」という内容はイイ刺激になりました@@!

これから出会う英文には、「主語に何を選んでいるのか?」に意識を向けてみようと思います。

 

NHKの入門ビジネス英語で見つけた例文で、

Labor standards in developing countries have been in the spotlight lately.

最近では発展途上国の労働基準に注目が集まっています。

この文章もSOVのシンプルな構文です。

きっと自分がこれを書こうとしたら、「It is〜」で書き始めてしまったと思います。

 

ダイレクトな単語を主語に持ってくるのって、なかなか勇気がいるな〜と実感しました@@;

興味のある方は是非CNN English Expressを見つけて見て下さいね。